「鉛筆画とフォトショで描くアート」について

鉛筆画も良いんですが、色がつくとなかなか良いと思います。
後でも言いますが、この場合、デッサンほど描き込むと逆にアウト(僕の好み的に)なんで、鉛筆画を描くのにも時間がかかりません。
手軽に描けて、なかなか良い作品(ってほどのモノでもないが)ができるので、なかなかオススメです。

そこで、今回は、この AstonMartin DB9 の絵を描いていこうと思いまゆ。(これは完成したモンだよ)



さぁ、描いていこう!
…おっとっと(汗)
その前に、この絵を描くのに必要なもの(僕が普段使うもの)を紹介しときます。
(細かいことは、「制作環境」のページにて説明していますが…。)


描くのに必要なもの

(1)シャーペン
しっかりしたモノが良いです、やっぱり。僕が使っているのは、PILOT の S10 というシャーペン。芯の太さは 0.5 mm で、硬さは HB 。

(2)Mac
そりゃ、Windows でもフォトショが動けば良いんだけど…。やっぱ Mac じゃなきゃいかん。

(3)フォトショ
Adobe Photoshop(エレメンツとか、リミテッド・エディションでないもの)。廉価版は、この程度の絵であれば描けるけれど、正式版がオススメ。

(4)ペンタブ
フォトショで色塗りをするのに必須。マウスじゃぜーんぜん表現できない。ちなみに、僕は安い Wacom の Favo 使ってます。

(5)スキャナ
絶対必要。エプソンでもキャノンでもいいから、バンバンこい。

その他、紙とか消しゴムとかは、もち必須。



AstonMartin DB9 を描いてゆく


 シャーペンで絵を描いてゆきます。
 しかし、いきなり強いラインで描いてしまうと、「んぎゃ〜失敗しったぁぁ〜!!」ってときにアウトです。
 初めは全体のバランスを見ながら弱いラインで描いていくとよろしいです。(僕が下手ということもありますが)
 この絵で、だいたいタテ 10cm、ヨコ 15cm くらいの絵です。あんまりデカくはない。



 はい、失敗。(やっぱし、へたっぴ)
 初めて描くものは、なかなか迫力をつけて描くことができないっすね(僕はとくにそうです)
 なんかのっぺりしてて、つまらない感じの絵になってしまう
 で、これを良い勉強に、もっと迫力をつけて描くにはどうするか考案します。
 この絵の場合、DB9 のあのスラッと長いボンネット部分を誇張し、全体的に近づいたカメラで見ているような絵にしたいと思いまゆ。



 で、描き直したのがこれ。
 僕の場合、一度失敗して描き直すと、結構よい絵に進化しまする(自分ではそう思ってる)。描き直しは、時間があればしたいものですね。



 ラインを強くしてゆく。
 これで輪郭もしっかりしたし、マックに取り込んでペイント開始!ってのも良かと…。
 しかし、鉛筆画は描き込めば描き込むほど良い!と考える僕なので、もうちょっと描きこむ。



 こんなくらいが良いかと。このくらい描き込むと、後からなかなか味が出てくると思いまゆ。
 ただし、(デッサンみたいに)描き込みすぎると、フォトショで色塗りするときに没する可能性大ちゃん。



 そしてスキャナを使って、マックに取り込む。
 解像度は高い方が良い。最低 360 dpi ほどで取り込むべし(これはあとで効いてくる)。
 んで、フォトショでペイント作業を開始…



 …と、いきたいところではあるが、まずプリプロセッシング(前処理)が必要なり。
 2 階調化します(「色調補正」→「2階調化」)。ここで、スキャナでの取り込み解像度が小さいと死ぬる。



 まずは大まかな箇所からペインティング!全体の雰囲気をつくってゆくために、面積的におっきなとこから塗ってくことがミソ。
 で、ここでは、ボディから塗ってく。
 そして、(「陰」と「陽」では、「陰」を先に色付けてく、僕は。よって)陰から付けてゆく。



 つづいて、光沢を出してゆく(「陰」と「陽」の、「陽」)。



 細部をバシバシ塗ってゆく。
 そっして、最後に全体の色調補正などのを行って、とりあえず完成。




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